日劇ミュージックホール パンフレット

75年7〜8月公演
「青い珊瑚礁と人魚たち」

寺山修司作・演出

状態 並
order number :M・001H
price:\6,800


たいへん珍しい寺山修司による日劇ミュージックホールでの公演のパンフレットをめっけました。スタッフ表を覗くと、天井桟敷でおなじみの名がつらなっています。装置 宇野亜喜良。衣裳 コシノジュンコ。音楽 J・A・シーザー。人形制作 小竹信郎。(調べ切れなかったのですが、たぶん小竹信節のことではないかと思われます)などなど。キャストも、ミュージックホールのダンサーの他に、新高恵子、若松武、サルバドル・タリの顔が見えます。童話をベースに、寺山が担当したステージは、9景。ピノキオ、赤ずきん、長靴をはいた猫、青ひげなどです。寺山はパンフレットに「これは、ぼくの童話の謎ときである。たとえば、ピノキオの鼻はペニスのかたちをしていて、女の裸体をみただけで、スッとのびる。・・・・アラジンの魔法のランプのアラジンは、自分の男根をこすって快楽の女悪魔を呼び出すことができるのであった。」(タイムスリップができるものなら今すぐ飛んでいきたい!!)そして、最後に「ショービジネスの社会はたのしい。それは『天井桟敷』で、演劇行為の試行錯後をくりかえしているぼくにとって、唯一の息のぬける遊びの機会だからである」と結んでいます。ステージの写真が載っていないのが残念ですが、そのかわり、ポーズをとった裸のダンサーの写真が多数見られます。今では見るに耐え難い、おぞましいプロポーションの数々です。それがかえって・・・・という人もいました。寺山コレクションにぜひ、加えてください。

      

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