血と薔薇 1,2,3  
エロティズムと残酷の総合研究誌
澁澤龍彦責任編集
堀内誠一編集美術
天声出版 1968-69

血と薔薇 4
平岡正明責任編集
天声出版 1969

状態 1に ページ離れ
いずれも、 経年劣化があります

order number : 001-T010
4冊合計 price : \6,800

今更、紹介するまでもありませんが、澁澤龍彦責任編集のもと、68年10月に創刊され、69年1月号・69年5月号の第3号をもって、資金難のために終刊した伝説の雑誌です。(後に平岡正明編集によって第4号が出版されました)  澁澤の人脈を中心に、名を連ねた面々には圧倒されます。その顔ぶれは、三島由紀夫・稲垣足穂・土方巽・堀内誠一・埴谷雄高・ 巖谷國士 ・種村季弘・武智鉄二・加藤郁也・松山俊太郎・横尾忠則・唐十郎・細江英公・池田満寿夫・奈良原一高・篠山紀信・金子国義・李礼仙・石元泰博・中村宏・司修・東松照明・・・・

『血と薔薇』の思想は、その創刊号P22における『血と薔薇宣言』の7つの章によって明らかにされています。その一つを見てみますと

1、本誌『血と薔薇』は、文学にまれ美術にまれ科学にまれ、人間活動としてのエロティシズムの領域に関する一切の事象を偏見なしに正面から取り上げることを目的とした雑誌である。したがって、ここではモラルの見地を一切顧慮せず、アモラルの立場をつらぬくことをもって、この雑誌の基本的な性格とする。

いかがです、これだけ胸打つ雑誌は、現在では見当たりませんね。 今回は、第4号もお付けします。

※なお、2003年に白順社によって「『血と薔薇』全3号復原」が出版されています。こちらは、現在でも入手可能です。

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