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雑誌『話の特集』 創刊号 日本社 1965年3月 状態 シミ 汚れ 破れ ダメージ大 order number :M022-H price: \1,500 『話の特集』の創刊号をめっけちゃいました。 でも、表紙がなんか違う? 確か横尾忠則のはずでは・・・ 相すみません。実は、この『話の特集』は、 あの『話の特集』では、ありません。 しかし、あの『話の特集』でもあるんです。 ご存知あの 『話の特集』は、1965年に日本社という出版社から創刊され、一時休刊後、話の特集社となり三十年続きました。編集長の矢崎泰久があげていた反権力・反権威志向と遊び心が、当時の風潮と相まって、正に時代をリードする雑誌でした。 さて、この『話の特集』ですが、発行は同じ日本社です。 実は、日本社は矢崎の父・矢崎寧之が経営していました。 敗戦直後に、簇生した「カストリ雑誌」のひとつ『実話読物』を出していましたが、「カストリ雑誌」への規制が厳しくなり、名を柔らかく『話の特集』と改題したそうです。 このカストリの『話の特集』とあの『話の特集』(注1)の発行の年は、同年ですので、 こちらの方は随分短命だったようです。 では、なぜ矢崎泰久が自身の雑誌を出す時、名を継承したかと言えば、同名なら取得していた国鉄特別扱承認がそのまま継続され流通に都合がよかったからだそうです。(注2) また、『話の特集』という名を、横尾忠則が強力に押したとか。 「カストリ雑誌」の名から、時代を象徴する名へ、わからないものです。 『話の特集』ファン・コレクターの方々、ぜひ話のタネに。 (注1)あの『話の特集』創刊号は、1966年2月号になっていますが、雑誌の発行日は月号数より一ヶ月ほど前のため、1965年の年末にはでていたようです。 (注2)参考:『話の特集』100号 あの『話の特集』のページ→ 前の本へ 次の本へ |